
にがうりの特徴
沖縄料理のゴーヤチャンプルで全国的に親しまれるようになった「にがうり」です。
沖縄では江戸時代から観賞用として栽培されていたようですが、その後、10月頃に完熟果が自然に裂けて内部の紅色の果肉が甘くなったものを果物として食べられるようになり、近年ではゴーヤー(苦い瓜の意)といい、未熟果を料理に使い、夏野菜の仲間入りをしました。
緑色のものが大半ですが、白い色のものもあります。白色のものは表面のイボイボが丸みを帯び、苦味は若干少なく生食にも向いています。
にがうりの栄養と効能
ビタミンCをはじめ多くのビタミン、ミネラル含み、夏バテ予防や食欲増進に効果的夏野菜です。
最近、にがうりの薬効についていろいろ研究され、普遍的に「絶対○○に効く」という結果は出ていませんが血糖値抑制効果、高血圧降下作用、ガン細胞の増殖防止効果、血液サラサラ効果など多種にわたり改善効果が期待されています。
種に含まれる成分にも強い血糖降下作用や精力作用があるようで、葉やくきには解毒、鎮痛作用があるようです。余分な葉や茎をバスタブに入れて、「にがうり湯」にも何らかの効果が期待できそうです。
今後の解明を期待できる野菜です。体の熱を下げる作用を持つ、まさに夏向き野菜ですが、冷えるとお腹が痛くなる人の多食はさけましょう。
にがうりの選び方
緑色が濃く、イボイボが細かく、表面に張りがあり、プリプリしているものが新鮮です。大根の保存方法
保存の適温は5℃前後です。
葉を付けたままの保存は水分の蒸発が早く、スが入り易いので、葉は切り取って、湿らせた新聞紙等に包み、涼しいところ又は冷蔵庫の野菜室で保存します。
葉はさっと茹でて冷蔵又は冷凍保存も可能です。食育サークルSUNオススメのにがうりレシピ