お米・ごはんにこだわる 現在、日本の食料自給率は40%と先進国の中でもっとも低い水準にあります。その原因のひとつは日本人の食生活が欧米型食生活になったことにあります。 油脂分の多い料理を食べる機会も増え、肥満やメタボリック症候群といった生活習慣病の増加が社会問題にもなっています。 そして、多くの食料を輸入に依存する現在、このままでは将来、日本の食料供給に支障をきたすことが懸念されています。 又、同時にお米の国内消費は年々減少しており、減反政策、農家の高齢化による担い手不足により日本の風景の象徴とも言える美しい水田風景が消え、農地の荒廃化も進んでいます。 そこで、「ごはんびと」では日本人ならではの「ごはん食にあう料理」を通して「日本型食生活」の提案をすすめていきたいと考えています。 私たち日本人ひとりひとりが、お米、ごはん食を、国産の農作物を積極的に食べるよう意識することで、日本の美しい環境と国土を保全していくことにつながるものと考えます。 旬にこだわる 日本は四季折々の食材に恵まれている国です。栽培技術の発達や養殖、冷凍技術の発達により、一年中ほとんどの食材を手にすることができる現在ですが、やはり旬の味覚には格別なものがあるはずです。 野菜や果物、魚介類を旬の季節に食べることは、おいしさのうえでも価格の面でも、そして栄養価の面でも推進すべきことでしょう。 旬にこだわった料理レシピを紹介することにより、自然の恵みを実感するだけでなく、日本の文化や風土をより深く知るきっかけにもなり、農業を中心とした地域活性の一環になると考えています。 いま「食事=食べること」の大切さが再認識されています。 「ごはんびと」ではお米・ごはん、そして旬にこだわる料理レシピの提案通じて すばらしき日本の食、食文化の継承につなげてゆきたいと考えています。 |