里芋の種類
品種改良により、種類は沢山ありますが、代表的なものを挙げてみます。
土垂(ドダレ)
最もポピュラーなもので関東地方に多く、形はやや長形で肉質は柔らかく、粘質で風味が良いものです。
石川早生
関西から関東にかけて栽培され、小ぶりで球形、皮がむき易いので、“衣かつぎ”に利用されます。
肉質は柔らかく味は淡白です。
赤芽
親芋、小芋ともに食べる品種で、芽の部分が赤いのが特徴。
九州地方の赤土で栽培され、肉質は粘質で柔らかです。
えび芋
形が海老に似ている事からこの名がついたようです。
ホクホクしていて煮崩れしにくい品種です。
京都の伝統料理「いもぼう」に使われます。
セレベス
インドネシアのセレベス島から伝えられた品種で芽の部分がが赤く、赤芽より大型で丸みがあります。
肉質は粉質でホクホクしています。
里芋の栄養と効能
主成分はデンプンですが水分が多く芋類の中で一番低エネルギーです。
ぬるぬるしたヌメリはムチン、ガラクタン等で胃の粘膜を保護し,潰瘍予防をしたり、細胞を活性化し老化防止にも期待が持てます。
ビタミンB群、亜鉛も多く、カリウムは芋の中で最も多く含み、体内での塩分調節、脳の活性化にも役立つようです。
水溶性の食物繊維は便秘予防、コレステロール値のコントロールにも役立ちます。里芋の選び方
表面が茶褐色でしっとりした湿気があり、身は硬く、泥つきのものを選びましょう。
洗ってあるものは風味が落ちやすく、表面は硬くなります。里芋の保存方法
寒さと乾燥に弱いので、冷蔵庫内保存は避けましょう。
泥つきのものは新聞紙などで包み、表面を乾燥させないようにして、涼しいところに置きます。
皮をむいてしまったものは硬めに茹でて、冷凍保存します。
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